編集長というお仕事を始めました!

編集長というお仕事を始めました!

編集長というお仕事を始めました!

ずいぶん更新をご無沙汰してしまいました~(泣)。
というのも、私ことこのたびオルタナ副編集長を退き、生活協同組合パルシステム発行の月刊誌「POCO(ポコ)21」の編集長に就任しました。就任と全面リニューアルが重なり、なおかつ月刊ということで、もう大忙し!ようやくちょっとだけ一息つけたので、ご報告させていただきました。これまでの CSR、ビジネスという限られた分野から、より日々の暮らしに根差した文脈でも持続可能なあり方について発信するメディアと場づくりに向けて、楽しんで頑張っていきたいと思います。
さて、この「POCO21」、2002年発刊で今年で創刊10周年という、けっこう歴史ある雑誌なのです。組合員数約130万人を有する首都圏プラス福島県、山梨県、静岡県のパルシステムの連合体であるパルシステム生活協同組合連合会が発行しています。これまではとかく、「反」とか「脱」といった感じで物事へのアンチテーゼを唱える趣向が強かったのですが、これからは旗色は鮮明にしつつも、単に反対とこぶしを振り上げるのではなく、より良い社会のために私たち一人一人が考えるべきこと、やれることをより具体的に提案していきます。
そんな思いでつくった、栄えあるリニューアル第一号!
POCO21 (2)jpg
何度やってもうれしい、ホッとする瞬間♪ 表紙の子どもたちは、編集部ママ記者たちのお子さんで~す(笑)
メイン特集「どうなる 2030年の日本のエネルギー」
東京電力福島原発事故を受けて、日本のこれからのエネルギー政策が決まる2012年。この歴史的節目となろうタイミングで、私たちの暮らしに欠かせないエネルギーの将来を考えるために知っておくべきことをお伝えしました。
サブ特集「家族みんなでゴハンを考える 週末の作りおき」
な~んだまたレシピか…と思うなかれ!上手に手抜きしながら、子どもと関わる時間を作れるための提案です。キーワードは「ミネラル豊富な常備食の作り置き」です。
インタビュー 環境ジャーナリスト・翻訳家 枝廣淳子さん
脱原発依存の立場から、エネルギーの将来を国民参加型で決めるための場づくりに取り組む枝廣さん。難しいエネルギーの問題を、たとえ話を交えながら分かりやすく伝える達人です。
新連載も続々始まりました!
社会の課題解決に取り組む若手のリレーエッセイ「Action! ここから始まるソーシャルシフト」
NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さん
自分の生活空間の中で当事者として何ができるのか考えながら行動する―。「一億総中流社会」から「一億総当事者社会」に移っていきましょう、と呼びかけてくれました。
「これからの農林漁業の話をしよう」
農林水産業の現場を知る立場の方々から、本当に必要な改革の方向性を示してもらいます。初回は、平飼い卵が美味しいパルシステム産直産地「有機農法ギルド」取締役の濱田幸生さん。
「1974年からの問いかけ」
暮らしを脅かす食品汚染、政治経済の混迷に輪をかけたエネルギー危機と原子力事故。有吉佐和子さんの小説『複合汚染』が刊行された1974年 と現在の状況は、実に良く似ています。歴史に学びながら、これからの暮らしの方向性を探ります。担当は、編集部唯一の男性記者。水俣病当地の熊本県での新聞記者経験が、彼の仕事の原点です。
お陰様で、早速ポジティブなご感想をいくつか頂戴しています。
「POCO21 リニューアル版届きました♪ 暮らしと命から未来を考え 、日々のくらしのあり方を考える上で、正しく今を知ることができました。 これからもいろんな分野の今や原点からの情報を期待しています」(横浜市、女性)
「奇をてらわず、しかし柔軟な視点の記事に好感が持てました」(鎌倉市、男性)
ありがとうございます!
編集長と言うと何となくワンマンなイメージが付きまといますが(私だけ?)、個性と独断を吐き違えるとロクなことにりません(笑)。幸い、うちの編集部員は創刊以来のベテランぞろいで、逆に私が教えを乞うているところ。これまでなかなか実現できなかった企画アイデアもいっぱい持ってくれているので、それをドンドン引き出し、うまく育てるためのちょっとした水やりのお手伝いをするのが私の役割と心得たところです。
これまでの世の中のイメージとはちょっと違う編集長像をつくっていければなあ、と考えています。これからも、どうぞよろしくお願いします!

ページトップへ