心をこめて選択・集中しよう!

心をこめて選択・集中しよう!

心をこめて選択・集中しよう!

『エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする』(グレッグ・マキューン著、かんき出版)を読みました。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
グレッグ・マキューン
かんき出版
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子育てとの両立が始まって以来、「最少の時間で成果を最大にする」を迫られ、意識して「やるべきこと」と「あきらめること(あるいは、今はやらないと決めること)」の峻別をしてきました。そんな私にとって、この『エッセンシャル思考』はこの数年間、意識的とはいえやや直感的にやってきたことを体系化できて、改めて「これからもガンバロ~!」と英気がみなぎって来た一冊でした。

エッセンシャル思考とは、日本語にすればさしずめ心をこめた選択と集中」といった感じでしょうか。エッセンシャル思考に不可欠な3つの要素、私なりにまとめてみました。
 
1、選択すること
…最初の見極めを大切に。そして、見極めのための自分なりの指針を持とう。
 
2、ノイズに惑わされるな
…どんな人、どんな知識や情報が今の自分にとって必要か。不要なものは自分から選んで捨てる勇気を!
 
3、トレードオフ
…何かを選ぶことは、何かを捨てること。何を捨てるかについても、自分で意識してしっかり決めよう。
 
ごもっとも!でも、どうすれば正しい選択ができるかが問題なんじゃないの、という声が聞こえてきそうです。確かに、それがちゃんとできれば苦労はしない、と。
 
そんな疑問に応えるという意味で、私にとっては本書にあった2つのポイントがなるほど感いっぱいでした。
 
絶対にイエスと言い切れないなら、それはすなわちノーである(140ページ)
 
直感的にそう思って、その仕事を断ったり、その人との関係性を持たないと決めることって、私にもけっこうよくあります。そのような判断する際の物差しがあるといいですよね。本書にはこんなことが書かれていました。
 
▼どこにどんなリスクがあるか?▼どんなモノや人が、どの程度の危険にさらされるか▼それらにどの程度影響があるか▼そのリスクは個人や組織にとってどの程度の経済的負担を伴いそうか▼リスクを減らすために、どの程度の投資が必要か
 
過去や未来にとらわれない(270ページ)
 
過去はもう変えられないけれども、未来は変えられる。そのために今をちゃんと生きよう——ということですね。
 
この2つのポイントを胸に、しっかりとした「選択と集中」をするためには何が必要か、改めて考えてみました。やっぱりこれでしょうかね。
 
意識して余白の時間をつくって、自分にとって心地いいことをしてエネルギーをチャージする――。
 
それはまったく人それぞれ違うことでしょう。今の私にとっては、今年から始めたランニングだったり、最近すっかりハマった息子との野球観戦だったり、美味しい地ビールをいただく時だったり、寝る前10分の読書タイムだったり、週末の「寝だめ」だったり…
 
皆さんは余白時間、つくってますか?余白時間のエネルギー源は何でしょうか?

 

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