女性×コワーキング ~十人十色のワークストーリーを紡ぐ~
去る6月16日、東京では初開催となる「コワーキングカンファレンス2012」へ行って来ました。お目当ては、分科会「女性×コワーキング」で20代から60代までの女性15人によるライトニンググトーク。
十人十色の女性たちのワークストーリーには、珠玉の言葉がいっぱいでした。その一部をご紹介すると…。
「等身大で主体性を持って少しづつ動いていく」(cocociコワーキングスペース創設メンバー山本弥和さん)
「保養×コワーキング 健康でも健康でない人も働けるような場」(かえる兄弟舎代表佐島めぐみさん)
地域の子育て支援活動に関わる中で、女性の可能性を引き出す働き方に興味を持った」(女性向けコワーキングスペース・ハ二カム@八王子オーナー小金沢一実さん)
「会社での仕事で自己実現しなければいけないという強迫観念から解放され、プロボノという形で自分のやりたいことができている」(会社員兼NPO法人Arrow Arrowインターン加藤沙絵子さん)
「産後の働き方への答えは一人一人の中にあると気づいた。自分だけでなく、家族のウェルビーイングにもつながる働き方を提示したい」(Orange Glow主宰野本ゆみ子さん)
「組織の枠を超えて、個を主役にそれぞれの理想の生き方を叶える多様な働き方を選べる社会にしたい」(女性フリーランサーコミュニティRhythmoon主宰・小野梨奈さん)
「働くことは、切り離せない自分の一部。暮らしと仕事を行きつ戻りつ学ぶ」(会社員兼フリーランス 野澤恵美さん)
皆さん、自分の人生と仕事を真剣に重ね合わせている魅力的な方々ばかり。最後は、高円寺にオープンしたコワーキングスペースこけむさズ管理人・石嶋未来さんによるパンチと愛のスパイスの効いたメッセージで締めくくりました!
最後は、「未来に向けて大切な人とここちよく働く必要なものは?」という問いへの答えを探しながら、グループでシェアリングしました。私のグループでは、利己的であることが利他的であることにつながるというのを心得た方々が多く、でもそれって相手への愛がないとできないねーということで、
自分を通して愛が広がると、他者にも社会にもやさしく貢献できるんじゃない!
といった感じのまとめとなりました。
さて、私もライトニングトークで「職住近接な働き方」をテーマにお話しました。大震災を契機に注目される新しいワークスタイルを広げるツールとしてのコワーキング。コワーキングによる職住近接な働き方は、これから訪れる超高齢化・成熟社会に必要不可欠な働き方になるということ、などなど。この古くて新しい働き方を広める主体は、ここ30、40年のモーレツ社員的な働き方にあまり毒されず、暮らしの手触りを知る女性たちだと思っています。働き方改革は女性から―。それぞれの立場で、ご一緒にやっていきましょ~!