ワークとライフはつながっているんだ!

ワークとライフはつながっているんだ!

ワークとライフはつながっているんだ!

 田園調布雙葉中学高等学校で行われた高校の同級生kobajunの公開研究授業に行ってきました。科目は高校3年生の情報システム論なのですが、そこにキャリア教育の要素を入れて、生徒たちに自分の将来を真剣に考えられる基礎力を身につけさせることを狙っています。
授業

授業の様子
 本日のお題は「ライフバランスを考える」。生徒と社会人がグループになって、「友人」「家庭」「余暇」「社会/地域貢献」「仕事」「学び」という6つのカテゴリーで自分が今どのようなことをやっているのか(いないのか)を互いに披露し合いました。


 私のグループには、自分が大切に思うことをキャリアに投影させるために人生のターニングポイントを乗り越えた人が私を含めて複数いたせいもあってか、同じグループの生徒たちからは「一度仕事を思い切りやる時期があってもいいけれども、その後は6つが互いにつながり合うような生き方が大切なんですね」といった感想がかなり自然な形で出ていました。グループワークの後の生徒たちによるプレゼンテーションでも、「『仕事』と『学び』は強く結びついていると思っていたけれども、他もつながりが大きいことを実感した」とか「『仕事をすることが社会貢献に結びついている』という社会人の方々からのメッセージに感動した」といった言葉が聞かれました。
チャート

すべてはつながっているんだ!
 実はこれ、拙著「ロハス・ワールドリポート」で唱えさせていただいた「公私渾然なワークライフブレンド」をベースに、kobajun先生が事前に準備していた結論そのものだったんですよ。先生もブログに書いていましたが、生徒たちの勘のよさに私も脱帽でした!
 私が彼女たちと同じ年だった頃、ライフバランスなんて考えもせず、ただひたすら今の仕事をやりたいと思うばかりだったような…(その当時から、公私渾然志向が強かったんでしょうかね)。キャリア教育全盛の今、将来のキャリアに深く関わる大学進学を控えたこの時期にライフバランスについて知る機会を持てる生徒たちは本当に幸運です。でも、今回の授業を共同企画したリクルート・ワークス研究所の辰巳哲子さんが最後におっしゃっていたように、肝心なのはその時々の自分にとって「一番心地よい6つのカテゴリーのあり方」を自分の手で創り上げることではないでしょうか。今日の生徒さんたちには、ワークとライフのバランスばかりにとらわれず、自分と常に向き合い、自分の価値観とワークを限りなくブレンドするような生き方をして欲しいですね。

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