環境危機時代に適応する7つの教養

環境危機時代に適応する7つの教養

環境危機時代に適応する7つの教養

皆さん、お暑うございます。
このたび、東北大学大学院の生物学・生態学系博士課程の皆さんが、地球環境や社会の持続可能性(サステナビリティ)を知る上で大切な7つのテーマについて初心者向けに論じた入門書「社会的責任入門 -環境危機時代に適応する7つの教養-」(東北大学出版会)が刊行されました。私は、編集を担当させていただきました。3月の東日本大震災で東北大学チームは大きな被害を受け、編集作業も中断を余儀なくされました。予定より3か月ほど遅れての発行となりましたが、編者の一人として本当に感慨深いです。

社会的責任学入門―環境危機時代に適応する7つの教養 社会的責任学入門―環境危機時代に適応する7つの教養
(2011/07)
東北大学生態適応グローバルCOEチームPEM

商品詳細を見る

環境、CSR、サステナビリティと言うと文系の領域だと思われがちかもしれませんが、地球温暖化や生物多様性、さらに現在のホットなテーマであるエネルギーなど、理系の知識と専門性が求められる領域が少なくありません。そこで、サステナビリティに関わるテーマで専門性を活かして活躍できる人材を育成しようと、東北大学に生態適応GCOE(環境激変への生態系適応に向けた教育研究拠点)が開設されました。この本は、そこで行われた連続講座を受講した博士課程の皆さんが、講座内容に基づきぞれぞれのテーマについて自らまとめたものです。
地球温暖化や生物多様性喪失の現状と改善に向けた取り組み、環境・貧困といった社会問題の解決に向けた世界的な動き、さらには持続可能な地球環境・社会のために個人が取りうる行動―。これを読めば、サステナビリティにまつわる最新の動向を分かりやすい形でつかむことができます。
ご参考までに、目次を記させていただきます。
第一章 岐路に立つ地球環境を知る
     ~進む地球温暖化と資源枯渇~
第二章 危機に瀕する生物多様性
     ~失われた「自然」を取り戻すために~
第三章 脅かされる「人間らしい生活」
     ~人権と労働のいま~
第四章 企業に求められる社会的責任
     ~サプライチェーン・マネジメントを手がかりに~
第五章 ソーシャルビジネスという社会的責任
     ~事業を通じて社会を変える~
第六章 社会的責任を高めるための教育、メディア
     ~何を知り、どう行動すべきか~
第七章 私たち一人ひとりの社会的責任
     ~持続可能な環境と社会のために~
手前味噌ですが、ハイレベル高校生、大学生、環境・CSRについて知っておきたいという社会人向けの入門書としておすすめできます!!教育現場、社員教育のテキストとしても、ぜひご活用下さい。まとめて購入したいという方は、私宛に直接ご連絡下さい。お待ちしています。

ページトップへ