あるがなでまにゃせる

あるがなでまにゃせる

あるがなでまにゃせる

 何じゃこのタイトルは??という方が99%だと思いますが、これは後ほどゆっくりと。「オルタナ」4号の制作がようやく終わり、つかの間の一息をついているところです。4号では、メイン特集で「京都議定書 ツケは誰に」、サブ特集で「間違いだらけのエコカー選び」を予定しています。どうぞお楽しみに。
 さて9月最初の3連休、福島県の会津若松市に行ってきました。同市は今、歩いて暮らせるまちづくりの社会実験を行っていて、その中に位置づけられたセミナー「ロハスなまちづくり 会津のヒト・モノ・コト」(主催;会津若松市中心市街地活性化協議会、読売新聞社)でお話をさせていただいたのです。ご一緒したのは、こんな方々でした。
 


 まずは、ロハスといえばおなじみのイースクエア社長のピーター・D・ピーダーセンさん。マイ箸を披露しながら「名産の会津漆器を活かして、こういうものをどんどん作って」と訴えていました。
ピーター

 私もつたないながら、拙著「ドイツビールおいしさの原点 -バイエルンに学ぶ地産地消-」(学芸出版社)を題材に、日本酒のふるさと会津の皆さんの参考にしていただきたい街づくりのヒントをお話させていただきました。
maki
衣装協力;パンサラッサ
 もう1人は、隣の会津坂下町で農家民宿「会津 游山窯」を営む陶芸家の菅敬浩さん(→読売新聞福島県版掲載の菅さんに関する記事はこちら)。菅さんが着ている農作業用の蓑は、ミヤマカンスゲという多年草でできたもの。雨に濡れてもワラよりも乾きやすく、100年はもつのだとか。菅さんいわく「これぞ会津のロハスを体現している」。
suga

 そんな菅さんから会場の皆さんに与えられたお題が「会津弁でロハスは何と言えばよいか」。全然想像つかなかったんですが、菅さんのお答えが、先ほどタイトルにもさせていただいた「あるがなでまにゃせる」だったのです。
「あるがなでまにゃせる」
 何となく分かりますよね~。それに、いい言葉です。白虎隊に代表される数々の歴史的なストーリー、お米や豆や野菜といった基本的な食のおいしさ、漆器のような伝統工芸。会津には街を元気にするために欠かせない資産がもう既に「ある」。これを生かす=これで「間に合わせる」ことが、東京から流行りものを手っ取り早く持って来るよりも、長い目で見れば会津をロハス的に活性化できると思うのです。今回のイベントが、地元の皆さんに足元にある豊かな資産に気付いていただけるきっかけになれば幸いです。
 翌日に奥会津をぐるりと案内して下さった菅さん、それに今回のイベントを通じて大変お世話になった読売新聞会津若松支局の石原支局長&冨田記者をはじめとする関係者の皆さん、本当にお世話になりました。

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