投票できる有難さ
いよいよ今日30日、衆院選が公示された。「造反」「刺客」に「ホリエモン」と、日本の政治事情を知らない外国の人々にとってはおそらく選挙とどういう関係があるのかさっぱり理解できない言葉ばかりが踊った感のある今回の選挙ですが、郵政民営化後の小泉自民党の改革路線への態度表明や政権交代実現への一票を投じられるとあってか、海の向こうから見ていても国民の間の選挙への関心が相当高い様子が伺える。とても良いことだと思う。
今回の選挙は、私も日本にいれば当日であろうと期日前投票であろうと投票する選挙だっただろう。でも、1ヶ月余の間で米国→日本→ドイツと移り住んだ私は、仮に到着直後(7月中旬)に在留届を出すと同時に在外投票権を申請したとしても、今回の選挙で投票権を行使することはできない。日本政府は、在外投票権を申請してから選挙人名簿に登録される(つまり在外選挙権を行使できる)までに2、3ヶ月かかるとしているからだ。
という訳で、今回の選挙は指をくわえて見ているしかない私。とはいえ、仕事柄選挙関連のニュースやサイトはまめにチェックしている。今回の選挙では、投票を呼びかけるインターネット上の企画が過去に例がないほど増えているような気がする。例えば、
Yes! Project http://www.yesproject.com/
無関心党 http://www.hirake.org/mukan/
選挙へGO http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~bmasa/index.html などなど
政策提言NPO構想日本の各党公約進捗度の客観的検証や政治家データベースなども使いながら、候補者の公約や過去の実績、政治スタンスを総合的に判断して、皆さんぜひ文字通り清き一票を投じて欲しい。
最後に。投票出来ないけれども予想ぐらいはさせて!という訳で、この結果を望むかどうかは別として私の予想は…。
自民党・公明党で単独過半数
民主党は150~160に議席減
2つの新党は議席を得られるかどうかぐらいのレベル
共産党、社民党も議席減、社民党は存亡の危機?
という感じだ。9月11日、さてどう出ることか…。