そんなに見たい??

そんなに見たい??

そんなに見たい??

このところ、今年12月に開始予定の地上波デジタル放送で興味深いニュースが相次いだ。
15日付の朝日新聞によると、総務省は現行のアナログ放送が終了する2011年までにデジタル放送受信機を現在のテレビ需要の1.3倍に当たる1億台普及させることを目標としている。06年のドイツでのサッカーワールドカップや08年の北京五輪という大型スポーツイベントで需要を盛り上げようとするお決まりのパターンだ。目標年の11年には1世帯に2台以上保有することを前提とし、約1億台の普及をもくろんでいるという。
マスコミもメーカーも、口では地球環境保護を叫びながら、相変わらず大量生産大量消費型思考から抜け出せないんだなあ、と思う。私の周りでは「テレビ(特に地上波)はつまらん!」という声もよく耳にする。1億台の需要見通しはあまりに過剰ではないかと。
日本の高齢者は、米国やドイツなどの高齢者よりもボランティア活動への参加率が低い一方で、趣味はテレビと答える人の割合が際立って高い。(人口減少の経済学―少子高齢化がニッポンを救う! / 原田 泰より)見るなとは言わないけれども、テレビを消してもっと街に出よう!私は、デジタル放送に完全に移行して受信機を買わされてしまう2011年になるのを機にテレビを持つのをやめようかと、かなり本気で考えている。

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