やはりCSRは「陰徳」にあらず

全国の児童養護施設にランドセルや寄付金が匿名で届けられる、いわゆる「伊達直人」現象。散発的には続いているようですが、アジア杯優勝やら祐ちゃんキャンプインやらのニュースで案の定、報道は下火になりました。「匿名」の行為に美しさを見いだす論調も多々見受けられた一方で、企業が「実名」で児童養護施設を支援している事例というのはないものなのかと思い、調べてみました。
すると、ありました、ありました。
ニトリは、2005年度から、全国の児童養護施設へのランドセルの寄贈を始めています。今年度も、おととい22日にランドセルに加えて学習机も寄贈。伊達直人騒動で高まった注目を受けてか、今年は昨年度の倍以上の数のランドセルも寄付するなど、力の入れようが伺えます。
また、フィリップモリス・ジャパンは、児童擁護施設の子どもたちが自分のありのままの気持ちを表現できるようサポートするワークショップを開催しています。三井物産は、サッカーJリーグが行っている児童養護施設の児童向けのサッカースクールに協賛しています。
それにしても、いずれの事例もこうして調べるまで全然、知りませんでした…。実際にはもっともっとありますし、施設の地元にある中小企業や個人がCSRだの社会貢献だの言わずに、日常行為として支援されているケースも多々あるかと思われます。
自分の力ではいかんともしがたい運命に翻弄される子どもたちに対して、自らできることで支援するというのは、とても尊い行動だと思います。私自身、こうした支援を行っている企業名を知り、それぞれの企業へのイメージがちょっと変わりました。もちろん、プラスに。これは、各社がこうした支援をオープンにしているからこそ、起こったのです。
良いことは堂々と。CSR・社会貢献はやはり「陰徳」にあらず、と改めて思うのでした。