「環境ビジネスウィメン」に仲間入り
私事ですが、環境ビジネスに携わる女性のネットワーク「環境ビジネス ウィメン」の第3期メンバーに加わらせていただき、先日環境省で土屋品子副大臣をはじめ同省幹部と懇談させていただきました。
環境ビジネスウィメンというのは、小池百合子防衛大臣が環境大臣だった当時に呼びかけて始まった、環境関連のビジネスに携わる女性たちによるネットワーク。2004年と2005年に第1期、第2期のメンバーが小池大臣と懇談し、女性による環境ビジネス拡大に向けた課題や国の環境政策の評価などについて話し合って相当盛り上がったんだそうです。
私を含めた第3期は、省エネルギーや環境金融の専門家、小売業やメディアなど一段と業種の幅が広がった総勢9人でスタート。それぞれのビジネスの紹介ということで、プランタン銀座取締役の永峰好美さんは、バレンタインデーでの簡易包装の呼びかけをはじめ、お客さんと従業員のエコ意識を高めることを狙った数々のキャンペーンを説明してくれました。さいたまコープ常務理事の斉藤真澄さんは、エコ意識が相対的に高そうな生協組合員たちもうなりそうな多角的な環境活動を紹介。大和総研経営戦略研究所の河口真理子さんは、環境に貢献できる個人のお金の使い方について熱く語ってくれました。そして私は、早いもので3号までこぎつけたオルタナの崇高な理念と斬新な!?ビジネスモデルを説明させていただきました。
せっかく多くの女性が社会に出て働くようになったのに、今までの男性中心のビジネス界での常識(資源は採り放題、環境は汚し放題、誰よりも長く働いて出世を目指すなどなど)をまねて男性と同じ働き方をしても意味がない、と私は常々思ってました。ビジネスを通じて、環境問題をはじめとする社会課題の解決を目指して働くということにこそ、女性にとっての働く意義があるはず。環境ビジネスウィメンでの活動を通じて、ビジネスを 通じて環境を良くするのは可能だということだけでなく、女性が環 境を切り口に仕事をすることの意義についても他のメンバーの皆さんと ご一緒に発信していけたらと思ったのでした。
環境ビジネスウィメンはこのほど法人化され、まずは環境ビジネスプランコンテストのエコ・ジャパン・カップ2007を共催することになりました。来年の洞爺湖サミットに向けて何か発信できれば、という話もちらほら。ぜひ、これからの環境ビジネスウィメンにご注目を下さい。
第1期、第2期メンバーの横顔は本にもなっています。こちらもぜひ。
環境ビジネスウィメン――11人 成功の原点と輝く生き方 小池 百合子 (2005/04/13) 日経BP社 |
エコゴコロ 環境を仕事にした女性たち 環境ビジネスウィメン (2006/06/15) 共同通信社 |