ジャーナリスト/コミュニティ・プロデューサー
木村麻紀 公式ウェブサイト

オーガニックスーパーは寡占の時代へ

オルタナの創刊号をようやく校了して脱力していたところに、大きなニュースが入ってきました。
 「ホールフーズが同業のワイルド・オーツを買収へ」
 ホールフーズは言わずと知れた米国オーガニックスーパーの巨人。国内に190余の店舗を持つほか、カナダと英国でも展開しています。一方のワイルド・オーツは、発祥の地コロラド州ボールダーから全米24州と加ブリティッシュ・コロンビア州に店舗を持っています。ホールフーズとの競争に押されて業績不振に悩まされる中、単にオーガニックを売り物にするのではなく、店舗の近くで栽培・加工された商品の取り扱いを増やす「地産地消路線」を打ち出したりしながら必死でウォルマートとの差別化を図ってきました。しかし、残念ながら力及ばず、ということのようです。
 ホールフーズはこれまでに18の小売店を買収して拡大してきましたが、今回の買収は同社としても最大規模。創業者で現社長のジョン・マッケイ氏は「ワイルド・オーツの買収によって、店舗展開するすべての地域で店舗数が増え、中でも米北西部やロッキーマウンテン、フロリダというこれまで手薄だった地域で存在感を示せる」などとコメントしています。
 買収によって拡大を続けるホールフーズは”オーガニック界のウォルマート”と揶揄されて久しいですが、今回の買収でこの傾向にますます拍車がかかりそう。とはいえ、ホールフーズの”ウォルマート化”が進むのとは裏腹に、地域に根ざしたナチュラルストアが見直される地産地消への回帰が起こりそうな気配も感じるのです。


3 Comments

  1. akkun on 2007-02-28 at 21:34

    アメリカは、特に弱肉強食の市場でもあるせいか、このようなことが頻繁にあるのでしょうね。こちらも、大手のデパートを除けばほとんどアメリカのスーパーの息にかかっているも同然です。従業員はもちろんオージーでアメリカ色はないですが、そうは言っても、「オージー産の品を買おう!」というスローガンまで言うコマーシャルもあります。
    で、本題ですけど、この「地産地消」することで良い点は、
    輸送コスト削減になりひいては、二酸化炭素削減になり
    地球温暖化阻止に貢献することになりますよね。
    イギリスでもこの地産地消が行われている地域があるようですし、
    オージーも見習ってほしいもんです。ハイ。



  2. maki on 2007-03-01 at 17:03

    Akkunさん、こんにちは!
    地産地消の流れは、これから徐々に強まっていくと思いますので、ウォッチしていきたいと思っています。
    またお立ち寄り下さいね。



  3. akkun on 2007-03-08 at 17:16

    Good evening. Makiさん、
    今日ニュースで聞いたんですが、
    オーストラリアの某大手スーパー2社は商品価格
    (特に食品)を他国の3~4倍の値で販売している
    そうです。こちらのオムバッズマン、そして政府が
    そのことに対して何も介入しないのはおかしいと
    言ってました。 地産地消すればスーパーより安
    い? それか、自分の裏庭で菜園できればなお安い?
    d^^b ですよね。