ジャーナリスト/コミュニティ・プロデューサー
木村麻紀 公式ウェブサイト

今こそエネルギーのベストミックスを考えよう!

東日本大震災から今日でちょうど1カ月。福島第一原発の大事故による放射能汚染と計画停電の渦に巻き込まれ、当たり前の日常生活がガラリと変わりました。繰り返される停電の日々を過ごしながら、実感を込めて改めて気付かされたことがあります。
それは、1つのエネルギー源に依存することがいかに危ういかーということです。
幸い、我が家はオール電化ではないので、停電時も旧型のガスコンロを使って温かい食事をいただくことができています(ただし、電気と連動している最新式のガスコンロだと使えません)。暖房は電気なので影響を受けていますが、真冬を過ぎているので厚着で何とかなっています。太陽の恵みを受けやすい南向きというのも幸いしています。住んでいるのは中層マンションの6階なので、エレベーターが止まっても何とか階段で上り下りできます。
これがもし、オール電化の高層マンションだったらと思うと…。背筋が凍る思いです。
太陽の光や風の通り道を生かした住まいと、電気とガスをバランス良くミックスさせた生活スタイル。頭では良いと分かっていたものが、今回の大震災という体験に裏付けられた形で確信に変わりました。
大震災の1週間前、家庭でのCO2排出削減のあり方を考えるシンポジウムでファシリテーターを務めさせていただきました。
家庭でのCO2排出削減急務でシンポ開催(Yahoo!ニュース)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110325-00000305-alterna-soci
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シンポの様子。私(左)から順に、東京財団上席研究員の石川和男さん、ウェブメディアgreenz.jp発行人の鈴木菜央さん、大阪ガスリビング事業部の西尾雄彦さん。
家庭で使う電気やガスで発電して貯めて使える家庭用燃料電池システムが今、注目されています。いわゆるオール電化住宅で使われるシステム(エコキュート)とガスを使ったシステム(エネファーム)を比べると、エネファームのほうが一次エネルギーの消費量は、原油換算でポリタンク年間約45個分の省エネになるそうです。また、CO2の排出量もエネファームは約半分強とのことでした。
オール電化は決してエコなどではない。ましてや、大災害になればなすすべもないということが、大震災という残念な形ではありますが、露呈してしまったのではないでしょうか。
計画停電はいったん終わりましたが、今夏には再び電力不足に陥る可能性が指摘されています。今のところ大口需要家(企業)単位の使用制限が行われる方向ですが、それだけでは突然の大規模停電を回避できないとされています。目下の今夏をどう乗り切るかという課題と並行して、節電と自然エネルギーへのシフトが急がれます。
自然エネルギーへのシフトでは、実績あるNGO団体から興味深く、心強い試算がきちんと出されています。
<日本自然エネルギー政策プラットフォーム>
「自然エネルギー白書2010」が全文公開されています。
http://ow.ly/4xdqg
<WWF>
エネルギーレポート 2050年までに再生可能エネルギー100%
http://www.wwf.or.jp/activities/2011/02/966203.html
<グリーンピース>
エネルギー [r]eボリューション
http://www.greenpeace.org/japan/edano3/?20110328gv
住まいを選ぶとき、投票するときー。私たちの意思と行動力を発揮できる場面はたくさんあるのです。