メードインジャパンへのこだわり

メードインジャパンへのこだわり

メードインジャパンへのこだわり

 雑誌「オルタナ」の第2号がぼちぼち届いているとのお声をいただいています。私は今回、13ページ「環境・健康・社会貢献 他とは違うモデル企業ルポ」の池内タオル(愛媛県今治市)と、43ページ「一貨店礼賛」の前原光栄商店(東京都台東区)を取材しました。業種も場所も異なる両社ですが、実はある一つの重要な共通点があるんです。
 


 それは、ともにそれぞれの業界では稀になってしまったmade in Japanを貫いていること。環境や健康を気にする層に絶大な人気を誇る池内タオルの場合、仮に途上国の劣悪な環境の工場で作らせていたなんてことになれば、顧客への「背信行為」に直結しかねません。そうでなくても、同社のある今治のタオル業界では、中国人研修生を低賃金で使われるケースが少なくないとのこと。そこで気になって池内社長に尋ねたところ「うちは100% made in Japan, by Japanese。日本人の技術で作ってこそmade in Japan。僕はそれが当たり前だと思っている」と熱っぽく語ってくれました。
 一方の前原光栄商店は、「天皇ご夫妻愛用の傘メーカー」として最近テレビでもたまに取り上げられる老舗。この業界もご多分に漏れず中国製に席巻されてしまい、日本全国の

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