ジャーナリスト/コミュニティ・プロデューサー
木村麻紀 公式ウェブサイト

公私渾然で行こう!

 本業の傍ら、仕事と社会のこれからを考えるメールマガジン&サイト「きゃりあぷれす」でメルマガを執筆したり、これまで取材したテーマに関するまとまった記事を掲載するコーナーをいただいている。ここでは、自分の気持ちと体の示す方向に素直に従って生き続けながら、様々な分野でこれまでのあり方を変える仕事に取り組んでいる老若男女にご登場いただく「天職を探せ!」というインタビューシリーズが続いている。
これまでに9回を数えたシリーズにご登場いただいた面々は以下の通り。
ワークライフ・コンサルタント(女性)→身体感覚講座講師(女性)→環境共生住宅コンサルタント(男性)→社会的責任投資のための企業アナリスト(女性)→バランスの取りやすい三輪自転車を開発した元大手自動車メーカーエンジニア(男性)→地域再生や市民メディアに取り組むコンサルタント(女性)→社会人向け人生設計サイトの世話人(皆さん、もうお分かりですね!)→新卒でカフェ運営とフェアトレードを柱とする会社を設立した女性→種苗家として独立した男性
こうして並べてみると、職種も年代も性別もよくもここまで「バラバラ」な人たちが集まったなあと感慨深さを感じつつも、この人選によって伝えたいメッセージが読者の皆さんにきちんと伝わっているか、実は少し不安だったのです。そんな折、先日ふとした時にこの9人9様の「天職」に宿る共通のメッセージが見えたような気がしたので、忘れないうちにここに書いておこうと思う。まずは…
「本人が一番楽んでいる!」
起業したりフリーで仕事をしている方が大半で、状況としては決して左団扇ではないはずなのに、とにかく皆さん楽しそう。楽しんでいるので年齢や性別に関わらず顔の色艶が良く、話しているとこちらまでワクワクしてくるから不思議だ。
とはいえ、楽しいだけでは物足りない。そんな私たちを引きつけてやまない第二のメッセージは…
「社会性に富んでいる」
皆さん、それぞれの人生経験の中で向き合った疑問や困難を現代の日本や世界の課題とつなげて置き換えながら、それぞれの事業や活動を通じてそれらを解決することを強く志している。事業分野や活動領域が違っても、目指しているのは「自立した多様な人々が共生し続けることができる」世の中なんだろうなと思うのです。
そして、3番目の究極のメッセージが…
「ワークライフブレンド=公私渾然」
組織に属していようとフリーであろうと関係なし。職業人としての側面だけを使って仕事をする、つまり仕事と生活を切り分けて何とかバランスを取って生きるのではなく、職業人として社会人として人間としてのありとあらゆる自分をブレンドさせた「公私渾然」な状態の中で、まさに全身全霊で事業や活動に取り組んでいらっしゃる方々ばかりなのです。
「公私渾然」。私が「天職を探せ!」の中で伝えたていきたいメッセージ、実はこれだったのです。